『関節リウマチ』

『関節リウマチ』



「朝起きた時に、手足の関節がこわばって動かしにくい…」
「なんだか、関節が腫れて痛む…」

そんな症状に悩んでいませんか?

もしかしたら、それは
「関節リウマチ」かもしれません。


今回は、「関節リウマチ」ついて
病院で行われる治療(西洋医学)と、
鍼灸を含む東洋医学の考え方を交えながらお話しします。


◉まず関節リウマチとは?
免疫システムが自分の身体を攻撃してしまう「自己免疫疾患」の一つです。
本来、ウイルスや細菌から身体を守るはずの免疫細胞が、
なぜか関節の組織を間違って攻撃してしまいます。

その結果、関節に炎症が起こり、
痛みや腫れ、朝のこわばり(手や足や身体)などの症状が現れます。
特に1時間以上続く場合は要注意です。

進行すると、骨や軟骨が破壊され、関節が変形してしまうこともあります。

特に女性が罹患しやすい傾向にあり、
日本では約83万人以上の患者さんがいると推定されます。

発症の要因として
遺伝的要因と感染症や怪我、ストレス、出産、喫煙などが挙げられます。


◉病院での治療
病院では、炎症を抑えたり、
免疫の働きをコントロールしたりする薬が中心となります。
早期に適切な治療を始めることで、
病気の進行を抑え、症状をコントロールすることが可能になってきました。


◉東洋医学では
「なぜ、その症状が起きたか」を考える

東洋医学には「関節リウマチ」という病名はありませんが、
それに近い症状は古くから「痺証(ひしょう)」と呼ばれてきました。
「痺(ひ)」とは、「しびれる」「通じなくなる」という意味です。

東洋医学では、病気の原因を単なる「免疫の異常」として捉えるのではなく、
身体のバランスが崩れた結果として考えます。
特に、関節リウマチの症状は、
以下のような身体の状態が原因で起こると考えられています。

• 「気(エネルギー)と血(血液)」の流れが滞っている
• 「水(身体の水分)」の流れが停滞し、身体の中に余分な水分が溜まっている
「風(ふう)」「寒(かん)」「湿(しつ)」といった外からの影響を受けている


◉鍼灸治療
鍼灸では、この「バランスの崩れを整える」ことを目的とします。
身体全体のバランスを整えることで、
免疫システムの過剰な働きを落ち着かせるよう働きかけます。
• 関節周辺のツボを刺激することで、気血の流れを改善し、痛みを和らげます。

病院の治療は「炎症を抑える」ことが得意ですが、
鍼灸は「身体全体の調子を整える」ことで、
痛みの緩和や、患者さん自身の治癒力を高めるサポートをします。


◉西洋医学と東洋医学、両方の良いところを活かす
関節リウマチは、放置すると関節の破壊が進んでしまう病気です。
そのため、まずは病院で正確な診断を受け、
適切な治療を開始することが最も重要です。

その上で、薬だけでは改善しにくい「痛み」や「こわばり」といった症状に対して、
鍼灸を併用することで、より良い効果が期待できます。
鍼灸は、薬の副作用で悩む方や、痛みのコントロールに苦慮している方にとって、
心強い味方となるでしょう。


当院では、西洋医学の治療を尊重しつつ、
お一人おひとりの身体の状態に合わせた鍼灸施術で、
関節リウマチと向き合う皆さまをサポートしています。
「なんだかおかしいな」と感じたら、まずは専門医に相談し、
その上で鍼灸を試してみませんか?

ご相談もお気軽にどうぞ。
皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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